・作品概要
今から1300年ほど前、仏像制作の技法として用いられていた脱活乾漆ですが、時代が変わる頃、様々な理由により途絶えてしまいました。
それから1000年以上経った頃に、彫刻家が復活させたことで、今、新たな乾漆技法による彫刻作品が生まれています。
どんな生き物も、この世界で一生をまっとうする。
人間もまた同じ。
たくさんの命が行き交うこの世界は、美しく、儚く。
私たちもその中の一つの命であることは確か。
・作品制作年
2010〜2015年頃
・作品サイズ
最大H100W100D100cm程度
・素材
脱活乾漆(漆、砥の粉、麻布、木材、銅番線、顔料)
・作者プロフィール
大学にて彫刻技法としての乾漆と出会う
動物などをモデルにして乾漆彫刻作品の制作を始める
2010年 名古屋芸術大学 大学院修了
乾漆彫刻家として個展を中心に活動中