安達充徳
「剛柔-柔和な強さ」
大学連携企画
リニモテラス公益施設

・作品概要

ねじれた紐には感謝が込められています。

私は幼い頃の7年間、体に力が入らない病気にかかっていた時がありました。この経験があったので、自由に動けるという奇跡は、お金では買うことができない、どれほどありがたいことなのかを、少しは実感できるようになったと思っています。

土を握って、ひねること、これは力が入らなければできません。動けるという奇跡に感謝して、握って、ひねることで生まれた形が、ねじれた紐の形でした。

「剛柔」は、病気になる前にやっていた剛柔流空手道から取りました。先生はいつも「優しさは強さだ。柔らかさは強さだ。」と言っていました。どんな環境でも柔らかく感謝できる人こそ、本当に強い人だということです。

・作品制作年

2023年

・作品サイズ

W800×D700×H300

・素材

・作者プロフィール

2022年 愛知県立芸術大学美術学部陶磁専攻卒業

愛知県立芸術大学卒業・修了制作展 桑原賞受賞

2023年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科陶磁領域 入学

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